【実話】戦地で甘い物は何よりも最高のご馳走!?傭兵たちに大人気の茶色くて甘い意外な食べ物とは?【著者に聞いた】

東京ウォーカー(全国版)

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亡き戦友のY君が手に持つ茶色の甘い物画像提供:(C)高部正樹・にしかわたく/竹書房

にしかわたく (@denguma4989) さんは2024年1月に「日本人傭兵の危険でおかしい戦場暮らし 戦時中の軍隊の真実編」の書籍を発売して注目を集めている。元傭兵の高部正樹( @takabemasaki )さんから聞いた話をもとに描いた、リアルな戦争の現状がよくわかる作品だ。今回は書籍の中から「第五の戦闘 疲れた体と心を癒す!!」のエピソードを紹介するとともに、著者に気になる戦地の食料についても伺った。

01画像提供:(C)高部正樹・にしかわたく/竹書房

体力的にも精神的にも疲弊する傭兵たちにとって、甘い物は最高のご馳走。写真に写っている亡き戦友のY君が手に持っている茶色いかけらこそ、傭兵たちが求める甘い物なのだ。

02画像提供:(C)高部正樹・にしかわたく/竹書房


その正体はなんと黒砂糖。遠征に行くときは隊長がバナナの葉に黒砂糖をくるんで持って行くという。遠征先で隊長が傭兵たちに黒砂糖のかけらを配ると、ほかの傭兵のほうが大きいと言い合いになることも。

12画像提供:(C)高部正樹・にしかわたく/竹書房


糖分は高カロリーでエネルギーになりやすく、傭兵たちにとってなくてはならない存在だ。ジャングルに入って2~3日ごろ、傭兵たちは「キンキンに冷えたコーラが飲みてぇな」と言うが、1週間も経つと「せめて水くらい飲ませろ!」という精神状態になる。ジャングルでの戦いは想像以上に過酷で、甘い物と冷たい物は兵隊たちの2大欲求とも言われている。

16画像提供:(C)高部正樹・にしかわたく/竹書房


著者たちに当時の話をしていた高部正樹さん。次第に自衛隊の話になり、高部さんは自衛隊の衝撃的な食料事情についても話し始める…。

――黒砂糖が傭兵たちの甘味だと知ったとき、にしかわたくさんはどのように思われましたか?

素朴だけど、疲れてるときに食べたら元気が出そう。日本からきな粉を持ってって、黒蜜きな粉にしたら最強だと思います。カレン軍の現地兵に、信玄餅を食べさせてあげたいなぁ。

――戦場の食料事情が分かりやすく描かれていますね。にしかわたくさんが気になる戦地での食料があれば、お聞かせください。

正規兵なら軍の戦闘糧食(レーション)を食べていれば事足りるんでしょうけど、高部さんが所属していたのは、基本、ゲリラ部隊。現地調達が多い分、バリエーションは豊かです。ジャングルでのサバイバル食については1巻で詳しく触れていますが、個人的には、昆虫食に興味があります。竹の中にうじゃうじゃいるという「竹虫」、どんな味がするんだろう…。

今回は戦場で食べられている甘い物にまつわるエピソードを紹介した。戦いの最中でも手軽に食べられる黒砂糖は、傭兵たちにとって有難い食べ物なのだろう。戦争について詳しく知りたいという方は、ぜひ読んでみてほしい!


取材協力:にしかわたく(@denguma4989)

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