キャンプ場徹底解剖!「Farmer’s Camp ポレポレ」(長野県売木村)|テント泊&キャビン泊両方OKの手作りキャンプ場!薪サウナもあり

東京ウォーカー(全国版)

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【各種設備】レンタル焚き火台が豊富!薪ストーブのサウナも!

ログハウス調のセンターハウスには、レンタル品もそろう売店やシャワーなどが集約されている。入口前のウッドデッキは現在フリースペースとなっているが、将来的にはカフェやビアガーデンをオープンしたいとのこと。

1階部分が受付と売店、外階段を上がった2階部分にシャワー室とトイレがあるphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

シャワーは予約制で15分200円、着替えも含めて30分利用可能。シャンプー、リンス、ボディソープ、ドライヤーが用意されているphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

売店では、ジビエやフランクフルトといった“ちょい足し食材”のほか、季節によっては地元野菜なども販売している。ドリンクの品ぞろえも豊富で、ソフトドリンクや地酒を含む酒類各種をはじめ、ポレポレオリジナルのリンゴジュースなど土産品もラインナップ。忘れ物の際に心強いキャンプギア販売も行うほか、100%売木村産の薪も用意。針葉樹は600円、広葉樹は700円(各1束)で購入できる。そのほか、シラカバや桜の木を使ったスウェーデントーチも扱う。

缶詰やカップ麺などもそろっており、持参した食材が足りなかったときも安心。虫よけグッズや紙皿、割り箸などもあるphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

驚くべきはレンタル品のラインナップ!BBQグリル(1500円)やチェア(700円〜)、ランタン(500円)などの各種キャンプギアはもちろん、なんと焚き火台は8種類も用意されている(1000円〜)。焚き火マイスター(スタッフ)のこだわりが光る、趣の異なった焚き火台がそろっており、レンタル品ではめったに見かけない「Solo Stove ユーコン」も借りられる(薪3束付き 5500円、各1泊)。

また、焚き火ビギナー向けの「焚き火セット」のレンタルもあるので、道具を持っていなくても、スタッフによる丁寧な解説付きで安心して焚き火を楽しむことができる。「せっかくなら薪割りから挑戦したい」という人向けに「薪割り体験ワークショップ」(1000円)もある。

事前予約制で2時間、一度に6人まで利用できる「森のサウナ」。予約状況次第では、当日予約もできるphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

センターハウス近くには、予約制で利用できるサウナ「森のサウナ」がある。サウナ室はタイニーハウスを手掛けたアーティストによるデザインで、オーダーメイドの薪ストーブによる柔らかな熱と、木の香りが心地よい。周辺に生えているハーブなどを摘んで好みのアロマ水を作ることができ、セルフロウリュやヴィヒタを使ったセルフウィスキングで楽める。

サウナから出たあとは、森に囲まれたチェアに座って、鳥のさえずりや小川のせせらぎに耳を傾けながら、外気浴でととのうことができる。水風呂はまだ設置されていないが、2024年には天然の湧き水を利用する形で設置される予定とのことだ。

また、フリーサイト以外(2023年10月現在)はフリーWi-Fiにも対応。ここまで広い範囲をカバーしているキャンプ場はめずらしい。

【おすすめポイント】地元食材でBBQ!湧き水を使って調理もOK

各宿泊プランには、ボリュームたっぷりの「BBQセット」(大人4000円、子供2700円、各1人前)が追加可能。食材は、長野県のブランド鶏「福味鶏」や、信州産牛のカルビ、信州豚のバラ&ロースと肉だけで4種類。野菜は売木村産のものがほとんどで、タイミングによってはキャンプ場内にある「ポレポレ農園」で収穫したばかりのみずみずしい野菜も提供される。なお、子供用セットにはデザートとしてスモアセットが付く。

BBQセットは予約時にオプションで追加可能。オリジナルスパイスの醤油タレと、自家製味噌の味噌タレも好評だphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

BBQ台とトング(各レンタル)、着火済みの炭、紙皿、箸(人数分)、オリジナル焼肉タレ2種類もセットになっており、特別な準備は必要ない。1人前から追加できるので、ソロでも利用することができる。

「ポレポレ農園」。もともとが農地だったこともあり、たくさんの野菜が育てられているほか、夏前ごろにはワラビやフキノトウ、葉ワサビなどの山菜も自生するそうphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

そのほか、敷地内には湧き水が2カ所あり、水質検査済みなので飲用もOK。湧き水は軟水のため、ご飯を炊いたりコーヒーを淹れたりと、料理に使うのもおすすめだ。

キャンプ場入口脇の小川を辿っていくと湧き水がある。2カ所あり、スタッフ曰く、奥にある湧き水の方がおいしいとのことphoto by Kanji Furukawa / (C)KADOKAWA

「農業・自然・里山体験」と題して、バードウォッチングや木工体験、野菜の種まき・収穫など、不定期でさまざまなワークショップも開催している「Farmer’s Camp ポレポレ」。営業は毎年3月下旬~11月下旬となっている。今後も新施設を作る予定があるなど「完成することはない」というキャンプ場の展開が楽しみだ。

【早見表】施設の基本情報

「AC電源」「フリーWi-Fi」…フリーサイトにはなし/「花火OK」…手持ち花火のみ。フリーサイト、オートサイト利用者は焚き火スペースでのみ可/「ペットOK」…オートサイト内の専用2区画とスクエアハウスのみ可(C)KADOKAWA


【取材・文=民田瑞歩/撮影=古川寛二】

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※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。

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